これぞ凝縮版エレファントカシマシ!
本物のロックバンドが放つ希望のメッセージ

ほぼ雨の上がったステージにふらりと現れた宮本浩次(Vo.G)は開口一番「エブリバデー!」と両手を挙げ、「あふれる熱い涙!最高の時間を過ごそうぜ!」とシャウトした。1曲目「今宵の月のように」で、フィールドの早くも盛り上がりは一気にピークに。続く「悲しみの果て」でも、多くの観客が拳を上げて宮本のメッセージを受け止める。発表から10年以上を経たこれらのヒットナンバーは今もまったく色褪せず、さらに強度を増しているようにすら感じられる。
最近の多くのライブと同様、キーボードには新作のプロデュースも担当した蔦谷好位置、ギターには元・東京事変の昼海幹音と、実力派のサポートメンバーを迎えてステージは進行。そのまま「笑顔の未来へ」「風に吹かれて」の2曲を力強く歌い上げ、フィールドとの一体感はさらに強まっていく。
そして宮本はステージ脇に用意していたバケツの水をいきなり頭からかぶり、びしょ濡れになって「雨よ降れー!」と絶叫する。意味はまったくわからない。が、なぜか心を打たれてしまった人は少なくなかっただろう。そしてバンドは、困惑する観客を置き去りにしたまま「ガストロンジャー」をアグレッシブに叩きつけた。続いて宮本は「新しい曲です」と胸を張り、10月1日発売の新曲「新しい季節へキミと」を披露。ラスト「俺たちの明日」で「さあ、がんばろうぜ」とすべての観客を勇気づけ、興奮のままに計7曲のステージは終了した。
往年のヒットチューンから最新曲までをこの短時間のセットリストに惜しみなく詰め込み、そのどれもがエレファントカシマシにしか作れない名曲ばかり。不動のメンバーが放つ極太のグルーヴと、心に直接届く宮本の歌声が、集まった多くの音楽ファンを納得させたことに異論はないだろう。このエレカシのライブ終了後「SWEET LOVE SHOWER 2008」は、あと2ステージを残すのみ。2日間にわたるすべてのライブが終わった後、「笑顔の未来」が待っていることはきっと間違いないはずだ。

M-1.今宵の月のように
M-2.悲しみの果て
M-3.笑顔の未来へ
M-4.風に吹かれて
M-5.ガストロンジャー
M-6.新しい季節へキミと
M-7.俺たちの明日
