山中湖にこだまする「粉雪」
レミオロメンが飾った感動と歓喜のステージ

2日間にわたって続いた「SWEET LOVE SHOWER 2008」もいよいよクライマックス。あたりの景色が夜の匂いを漂わせる中、LAKESIDE STAGEでは大勢の観客が大トリのレミオロメンを待っていた。夕方になって降り始めた雨は強くなったり弱くなったりを繰り返し、ライトに照らされたその光景はまるで雪が降っているように見えた。
定刻の18時45分、場内アナウンスとともにレミオロメンが登場。ライブはボーカルの藤巻亮太の「行くぞ!」の掛け声とともに「スタンドバイミー」でスタートした。降りしきる雨をものともせず、オーディエンスは両手を空に掲げスケールの大きなこの曲を全身で受け止める。さらに「1-2 Love Forever」「明日に架かる橋」とアッパーチューンの連発で、フィールドの熱気は最高潮に。
「僕らここ山梨出身なんですけど、ここで生まれた曲もたくさんあります。その風土を感じながら聴いてください」と語って演奏したのは「夏の日」。出会いの喜びを歌った新曲「オーケストラ」と「南風」では、壮大なシンセサイザーの音色とのハーモニーを美しく響かせ、会場を感動の渦へと巻き込んでいく。
止みはじめた雨に嬉しそうな笑顔を浮かべ、2度目のMCで10月にアルバムをリリースすることを明らかにした藤巻。ひさしぶりとなるアルバム発売のニュースに、悲鳴のような観客の歓声が夜空に響いた。本編のラストは、アルバムにも収録される予定という「もっと遠くへ」。すべてのがんばっている人のために作られたというスケールの大きな楽曲が、満員のフィールドをあたたかく、そして力強く包み込んだ。
鳴り止まない拍手とコールに導かれ、ステージに再び姿を現したメンバーたち。気づけば雨もあがり、ステージも鮮明に見えるようになっていた。その喜びを表現するようにアンコール1曲目として演奏されたのは、奇跡のようなシチュエーションにぴったりな「雨上がり」。そして、その後に続いたのはここ山中湖で生まれたというエピソードをもつ「粉雪」だった。誰もがその意外な選曲に驚きと歓喜の声をあげ、そのサウンドに酔いしれた。何よりもその切ないメロディは、秋の始まりを告げる空気の中でより強く胸に響き、ステージを柔らかく照らす白いライトは雪のようにメンバーの上に降り注いでいた。
「本当に最後の最後までありがとうございました!」という挨拶のあと、ステージを去った3人。感動の余韻を残しつつ、その直後に盛大な花火がステージ後方から打ちあがり、2日間にわたった盛大なイベントは大成功のうちに幕を閉じた。

M-1.スタンドバイミー
M-2.1-2 Love Forever
M-3.明日に架かる橋
M-4.夏の日
M-5.オーケストラ
M-6.南風
M-7.もっと遠くへ
EN-1.雨上がり
EN-2.粉雪
