岡村靖幸は夕暮れ迫るLAKESIDE STAGEに登場。「愛はおしゃれじゃない」からライブをスタートさせた岡村は、軽快なステップを踏みながら「歌って!」「いいよ!」と合唱を促し、ファンとのコミュニケーションを楽しんでいる様子。演奏はそのまま「ビバナミダ」になだれ込み、岡村はダンサー2人とのコンビネーションダンスを披露。太いビートの上を泳ぐ情熱的な歌声に、観客も身体を揺らして反応していく。
「ア・チ・チ・チ」から始まったメドレーパートでも、鉄壁のバンドアンサンブルに乗せて、岡村はセクシーなダンスと歌唱でオーディエンスを魅了する。岡村は楽曲の途中でメガネを外し、「ぶーしゃからかぶー」のコール&レスポンスで一体感を生み出した。
MC担当の白石元久(manipulator)が「もう残り2曲です。世の中おかしいですよね」「世の中おかしくないか!」と観客を煽った直後、岡村が黒のオベーションを手にしてかき鳴らし始めたのは「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」のイントロ。フィールドが甘酸っぱい空気に包まれる中、岡村はステージを縦横無尽に動き回り、キレのあるダンスを見せつけていく。そして迎えたラストナンバーは「だいすき」。「SWEET LOVE SHOWER! 俺は君がマジで大好きです!」とのシャウトとともに、岡村靖幸はその濃密なステージの幕を下ろした。