誰もが大好き富士山。
日本の象徴でもあり、遥か昔から信仰を集めていた日本一の山。
SWEET LOVE SHOWER でも出演アーティストとともに主役級の人気を集め、多くの来場者からの「富士山サイコー!」とメッセージが寄せられていました。
そこで、SWEET LOVE SHOWER スタッフが集めた富士山のうんちくや、実際に行った富士祈願登山から、必要な装備や情報などを紹介します。
富士山のうんちくあれこれ
今年、富士登山の人気が爆発!
今年、富士登山は異様な程の人気で、なんと過去最高の24万人が訪れたようです。
20万人を超えたのは昭和56年以来とか。富士登山はただ今、人気絶頂といえます。
これもSWEET LOVE SHOWER 効果か!?
8月上旬には、皇太子さままで登頂したとか。
都内のアウトドアショップでも、富士登山コーナーがいたるところに展開されていました。
江戸時代から続く富士登山ツアー
一富士、二鷹、三茄子と言ったのは徳川家康だったとか。初夢に見ると縁起がいいということわざですね。
そんな江戸時代にも、すでにツアー登山の原型とも言える「富士講」と呼ばれる登山がブームになっていたようです。荘厳な姿に願いを込め富士に登るという行為は昔の人も同じ。
今年のSLSは祈願登山のかいもあって、富士山が雄大な姿を見せてくれました。
「どっこいしょ」語源は富士登山から?
「富士講」と呼ばれる江戸時代の富士登山では「六根清浄(ろっこんしょうじょ)」という掛け声をかけていたとか。
「六根清浄」とは目、耳、鼻、舌、身で感じる、見る、聴く、嗅ぐ、味わう、触るの五感に意識を合わせた6つの感覚を清らかにするというもの。それが訛っって「どっこいしょ」になったという説があるのです。
SWEET LOVE SHOWERも五感と意識をフルに活用して、全身で楽しんで欲しいイベント。SLSも「六根清浄」で楽しむべし!
富士五湖の謎
富士山麓にある山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖を富士五湖と呼んでいる。
その中の、西湖、精進湖、本栖湖の3つの湖は水位が同じで、地底でつながっているのではという説があるが、証拠は見つかっていない。
また、SLSが行われている山中湖は富士五湖の中でも最も高いところに位置しており、湖面標高が982m。日本国内でも3位の高さを誇っている。
富士山ナンバーがこの秋登場
国土交通省は来る11月4日に富士山ナンバーを交付する。
山の名称が車両ナンバーにされるのは全国初。
来年のSWEET LOVE SHOWERでは地元の富士山ナンバーの車が見られるかも。
富士登山に出かけよう
登山の準備をしよう
富士登山は、特殊な技術や装備も必要とせず、比較的容易にチャレンジできるのが魅力です。
登山道も整備されており、山小屋も充実しているので、老若ニ男女問わず山頂を目指すことができます。
雲の雲海を下に見ながらご来光を見る感動は、格別。是非、チャレンジしてみてください。
しかしながら、3000mを超える自然環境は苛酷です。真夏でも山頂は真冬並みの寒さですし、高山病にかかる方も大変多いです。
また、森林限界を遥かに超えるので、強い雨や風、紫外線なども想像以上。
しっかりとした準備を整えて挑みましょう。
登山ルートを決める
富士登山には4つの登山道があります。
① 河口湖(吉田)口 ★オススメコース
所要時間:5時間30分(登り)/3時間(下り)
② 須走口
所要時間:5時間30分(登り)/3時間(下り)
③ 御殿場口
所要時間:7時間30分(登り)/3時間(下り)
④ 富士宮口
所要時間:5時間(登り)/2時間30分(下り)
(※所要時間はあくまでも目安であり個人差があります。また、休憩時間等は含まれていません)
初めての方は、富士宮口と河口湖(吉田)口を多く利用されています。
SLSスタッフがオススメするのもこの河口湖口。
バスツアーなども殆どここから登ります。
また、SWEET LOVE SHOWERの会場となる山中湖も眼下に見ることができます。
行程を決める
ご来光を見るための一般的なコースは1泊2日の山小屋泊。初日のお昼頃に5合目を出発し、夕刻に山小屋到着。夕食の後、仮眠をとって深夜山頂を目指し出発。山頂でご来光を見た後、下山するのが基本的。
その他、一気にご来光を目指し夜から徹夜で登る方法や、ゆっくりと山小屋でご来光を見た後、頂上を目指す方法などありますが、自分の体力などを考慮して行程を考えてみてください。また、頂上では噴火口を一周する「お鉢めぐり」コースもあります。
山小屋を利用する
各登山道ともに5合目から頂上まで多くの山小屋があります。自分の立てたルート・行程に沿って宿泊する山小屋を決めましょう。
また、各山小屋では飲料や食事、酸素ボンベなどを購入でき、トイレも隣接しています。
(有料:100円~200円)
① 河口湖(吉田)口: 富士山吉田口旅館組合
② 須走口:山小屋案内
③ 御殿場口:御殿場富士山情報
④ 富士宮口:富士山表富士宮口登山組合
必要な装備を用意する
富士登山は他の山に比べて特殊な装備は必要ありませんが、3000mを超す日本一の山。やはり寒さ対策や雨や風に対する装備は必要です。
我々が登った時もTシャツ・短パン・サンダルという無謀な輩もいましたが、はっきり言って山頂付近では寒いです。ナメてはいけません。備えあれば憂いなし。準備万端で出かけましょう。
<必要なもの>
① バックパック
⇒両手を自由に使う為にも荷物は背中に背負うのが基本。
② 雨具
⇒風も吹くので傘は論外。レインウェアの上下セパレートタイプのものがあればベストです。
③ 防寒ウェア
⇒山頂は真夏でも平均気温が5度程度。真冬と考えてください。
④ 懐中電灯
⇒無論、富士山に街灯は存在しません。両手を自由に使うにはヘッドランプ型が理想です。
⑤ 飲料
⇒最初から何リットルも持っていくと重いので注意。なくなったら途中の山小屋で購入しましょう。
⑥ 帽子
⇒富士山に日陰はほとんどありません。日射病や紫外線対策に。
⑦ タオル
⇒説明不要。忘れると大変です。
⑧ 手袋
⇒意外に忘れてしまうのが手袋。夜間の防寒は勿論、岩場に手をつくときにも便利です。
⑨ おやつ
⇒疲労回復の為の甘いキャンディやチョコ、塩分の取れるお菓子など。また、ゼリー状の携帯食も
気分の悪く食欲のない時に栄養を取れるので便利です。
<あると便利なもの>
①トレッキングポール
⇒登山道入口では昔ながらの金剛杖(木製の杖)もありますが、断然トレッキングポールが便利。
下山時に金剛杖やトレッキングポールが膝や足への負担を軽減してくれます。
②携帯酸素ボンベ
⇒高山病にはやはり酸素ボンベ。頭がいたいと感じる前に一息吸うのがいいらしいです。
③サングラス
⇒紫外線対策は勿論、砂埃などの防塵対策にもなります。
④デジタルカメラ
⇒日本一の思い出を残しましょう。
体調を整える
<高山病>
高山病にかかると、頭痛、吐き気、寒気、などを感じます。
多くの場合睡眠不足や体調不良が原因と言われています。
また、オーバーペースで一気に登ることも原因と考えられます。
~対策~
①登山当日までに体調を整えること
②体調が優れない場合は無理をしないこと
②登山前日はしっかりと睡眠をとること
③5合目で直ぐに登山を開始せずしばらく高所順応すること
④登山中は深い呼吸を心がける
④酸素・水分の摂取を多く行う
⑤無理なペースで登らない
⑥グループの場合は一番体力のない人のペースに合わせる
~高山病になったら~
どんなに注意していても体質的に高山病になりやすい人もいるようです。
高山病になったら無理をせず下山しましょう。
<防寒>
寒さ・暑さはそのまま疲労につながってきます。
5合目は真夏でも、頂上付近は真冬。
頂上までの往復で一気に30度近い気温差が生じます。
寒くなったらアウターを着て、暑くなったら脱ぐを心がけてください。
発汗制のあるアンダーウェアや、寒さを防ぐフリースなどのインナー、
そして、雨などを防ぐウィンドブレーカーなどがオススメです。
~ウェア例~
アンダーウェア
⇒乾きやすいもの。綿でなく化繊でできたものが理想。
インナーウェア
⇒荷物としても軽く暖かいもの。フリースや薄めのダウンなどがオススメ。
アウターウェア(レインウェア)
⇒フードがついていることは基本。ゴアテックス素材など風雨を防ぐ完全防水素材がベスト。
パンツ
⇒気温差を考えて長さ調整できるものが理想。ジーンズなど動きにくい素材はNG。
タイツ
⇒ひざに負担をかけない為に今流行なのがサポートタイツ。あると便利。
シューズ
⇒トレッキングシューズがベストです。岩場もあるので足を挫かない為にも靴底がしっかりしていて、
くるぶしまで覆うタイプが理想です。細かい砂利が入るのも防ぐことができます。
また、必ず履き慣らしたものを使用してください。
安全に登る為に
<登山道から外れない>
事故防止の為、登山道の外側に立ち入ることは厳禁です。自分の足場の危険だけでなく、そこから落石が起き、下にいる人に落ちていく危険があります。
<雷に注意>
今年も雷に打たれ亡くなってしまった方がいたようです。富士登山シーズンは雷が発生しやすい季節でもあります。雷鳴が聞こえたら山小屋に避難しましょう。
<強風に注意>
頂上付近は遮るものがありません。強風には注意が必要です。体が飛ばされないように注意してください。強烈な風が吹いていた場合、頂上を諦める勇気ある決断も必要です。
SWEET LOVE SHOWER STAFF 登山日記
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