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DAY2 08.26 SAT

8/26 SAT (Text by Billboard JAPAN)

 スペースシャワーTVが主催する野外ライブ・イベント【SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2017 】が、8月25、26、27日の3日間にわたり山梨県・山中湖交流プラザきららにて開催。2日目の26日には個性的なアクトが出揃い、アグレッシブなパフォーマンスの連続で会場を大いに盛り上げた。

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 <LAKESIDE STAGE>のトップ・バッターを務めた10-FEETのステージには、朝早くから大勢の観客が詰め掛け、TAKUMA(Vo/Gt)は「間違いも正解になるし、間違ったら俺らのとこ戻ってきたらええんや!」と投げかけ、熱のこもった演奏で会場を沸かせた。また、<Mt.FUJI STAGE>には昨年に続き水曜日のカンパネラが登場。客席と至近距離で音に体を預けた変幻自在のステージングで、観客を虜にするパフォーマンスを見せた。

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 中盤戦の<LAKESIDE STAGE>には、およそ14年ぶりのアルバムリリースを直前に控えたKICK THE CAN CREW。久々の3人の姿にオーディエンスが歓喜する中、3人が「難しい曲だから緊張するね~」と話した最新曲「SummerSpot」では見事な掛け合いを見せ結成20周年という貫録のラップ・スキルを見せつけた。その後もヒット曲を連発し、会場はKICK THE CAN CREW"完全復活"の祝祭感に溢れていた。

 初登場のDYGLやヤバイTシャツ屋さんなど、ポテンシャルの高い若手バンド勢が踏ん張りを見せた、この日の<FOREST STAGE>。オープニング・アクト、SHE'Sの爽やかなピアノ・ロックからバトンを受け取ったyonigeは、「アボカド」や「センチメンタルシスター」などを披露し、朝から観客の熱を引き上げた。中盤ではヤバイTシャツ屋さんが「ヤバみ」や「あつまれ!パーティーピーポー」といった人気のナンバーをエネルギッシュに披露し会場の熱気を高め、MCでも爆笑を取りながら<FOREST STAGE>を笑いと熱狂の渦に包んだ。

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 夕日が沈んだ頃の<LAKESIDE STAGE>には、初登場のポルノグラフィティがオンステージ。ヒット曲満載のライブを展開し、伸びやかな歌声とベテランならではのパフォーマンスでオーディエンスを圧巻させた。

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 <FOREST STAGE>のトリを務めたのは銀杏BOYZ。峯田和伸が「まっすぐ見てくれるあなたたちのために、いつもまっすぐであり続けたいんです!」と叫ぶ通りの魂がこもったパフォーマンスにオーディエンスは涙を流し、会場が一体感にあふれる大合唱の感動的なステージとなった。一方、<Mt.FUJI STAGE>を締めくくったのは11年ぶりのニューアルバムを6月にリリースし、同フェス初登場となったCORNELIUS。たった4人とは思えない音をどんどん紡ぎながら、映像と音を合わせたステージを作り出していく彼らの演奏に終始観客が釘付けとなり、幻想的な空間が生まれていた。

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 この日のトリは、<LAKESIDE STAGE>に登場したサカナクション。光や映像を駆使した演出に恍惚として見入る中、次々と披露されるダンス・チューンで大地を揺らすほどに会場が躍っていた。デビューから10周年を迎えてもなお、観客を魅了する先進的なパフォーマンスで、2日目の【SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2017 】を華々しく締めくくった。

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