andymori
サウンドチェックの段階からパワー全開、本番さながらのパフォーマンスを見せつけたのは3年連続の山中湖出演となるandymori。彼らのライブは岡山健二(Dr)の叩くシンプルなドラムが光る「グロリアス軽トラ」で始まった。小山田壮平(Vo, G)は歌詞を変え「山中湖の空の下!」と歌いオーディエンスを沸かせる。ここからライブは一気に加速し、「ベンガルトラとウィスキー」「スーパーマンになりたい」とアップテンポなナンバーを連発。観客も彼らの鳴らす軽快なサウンドと、小山田の熱い歌声を全身で楽しんでいく。
「ありがとう、andymoriです!」と小山田が挨拶し、続いてはノスタルジックなスローナンバー「1984」。さらに「ユートピア」ではスピードアップする演奏に乗せてオーディエンスが拳を掲げ、「Peace」「Sunrise & Sunset」では彼ららしい華やかで切ないアレンジで会場を盛り上げる。温かい歌詞世界が印象的なミディアムチューン「ハッピーエンド」では、ストレートかつ力強いバンドアンサンブルを響かせた。
終盤は藤原寛(B)のベースラインが湖畔を揺らした「革命」、3人が息もぴったりな超高速の演奏で魅せた「everything is my guitar」と、強力なナンバーを立て続けに披露する。「すごい速さ」ではandymoriならではの骨太な演奏と藤原の力強いベースソロに大きな歓声が起こった。
「次で最後の曲です」という小山田の挨拶のあと、披露されたのは「投げKISSをあげるよ」。小山田と藤原が歌う優しいハーモニーとそれぞれの鳴らす温かい音が、先程まで熱狂していたフィールドを包み込んで癒すようなエンディングとなった。
セットリスト
01. グロリアス軽トラ
02. ベンガルトラとウィスキー
03. スーパーマンになりたい
04. 1984
05. ユートピア
06. Peace
07. Sunrise&Sunset
08. ハッピーエンド
09. 革命
10. everything is my guitar
11. すごい速さ
12. 投げKISSをあげるよ