ハナレグミ
3日間のイベントもいよいよ終盤戦に入り、Mt.FUJI STAGEではハナレグミがリラックスムードあふれるステージを展開した。
この日、ハナレグミをサポートしたのは伊藤大地(Dr / SAKEROCK)、原田郁子(Key / クラムボン)、真船勝博(B / FLOWER FLOWER)の3人。小走りでステージに駆け込んできた永積崇は「大安」をゆったりと歌い上げ、その朗らかな声で観客の心を晴れやかにしていく。
「なんてこったい! みんないい顔してるじゃないかい。まるでここはオアシスじゃないか」。そんな言葉から続いた「オアシス」では、南国を想起させるトロピカルなリズムによってフィールドに漂う"オアシス感"が倍増。「音タイム」では真船と郁子のコーラスも心地よく広がり、柔らかなひとときが紡がれた。
そして徐々に暗くなり始めた会場には、永積のリバーブがかかった声と真船のダビーなベースが光る「オハナレゲエ」、夏の終わりを惜しむように奏でられた「サヨナラCOLOR」が響く。永積の味わいのある歌声に誰もが聴き入り、曲が終わると穏やかな拍手を送った。
なお、サウンドチェック中に永積が即興で「お天道さん、お天道さん、もうちょい雨降らすの待っとくれ」と歌ったのが功を成したのかライブ中に雨は降らず、観客は存分に彼の歌を満喫した模様。「明日天気になれ」で大団円を迎えたライブアクトのあと、Mt.FUJI STAGE一帯にはただただ幸せな空気だけが漂っていた。
セットリスト
01. 大安
02. オアシス
03. 音タイム
04. オハナレゲエ
05. サヨナラCOLOR
06. 明日天気になれ