8月29、30、31日と3日間にわたって開催され、3つのステージを舞台にさまざまなアーティストが熱演を繰り広げた「SWEET LOVE SHOWER 2014」。LAKESIDE STAGEで大トリを務めるのは、今年2月に約4年半ぶりに活動を再開したウルフルズだ。
軽快なSEが流れる中、トータス松本(Vo, G)、ウルフルケイスケ(Vo, G)、ジョンB(B, Cho)、サンコンJr.(Dr, Cho)とサポートメンバーの浦清英(Key)がステージに姿を現すとフィールドからは怒号のような大歓声が湧き上がる。トータスはマイクを手に取るとサンコンJr.が繰り出すビートに乗せて「せやな!」「せやせや!」という独特のコール&レスポンスを楽しんでから「ガッツだぜ!!」でパワフルにライブをスタートさせた。
「SUN SUN SUN '95」「借金大王」をファンキーに届け、LAKESIDE STAGEを踊らせたウルフルズだったが、続いて披露した「ヒーロー」で会場の雰囲気は一変。しとしとと雨が降る山中湖畔にトータスの情熱的な歌声が響き渡り、エモーショナルな景色を描き出した。
「ありがとう。ひさしぶりです。ひさしぶりにウルフルズやってます」とトータスは笑顔で語る。そして自慢のバンドメンバーを紹介したあと、名曲「バンザイ〜好きでよかった〜」を歌い出した。バンドは盛大なシンガロングを浴びながら気持ちよさそうに同曲を演奏。間髪入れずにパワフルなロックチューン「ええねん」を披露し、本編6曲を全力で駆け抜けた。
アンコールを受けて再登場したウルフルズ。トータスは「3日間のトリをとらせてもらって本当にありがたいです。ありがとう。しばらく活動休止みたいなのをしてたんですけど、またこれからこうしてやっていこうと思ってるんで。もし機会があったらいつでもどこでも観に来てください。ありがとう」と感謝し「ほんならもう1曲......やるで! 歌うで!」と観客を喜ばせ、ラストナンバー「いい女」を熱唱。大熱狂するオーディエンスに向けてトータスは「また来年会おうぜ! ウルフルズでした!」という言葉を送ってステージを締めくくる。ウルフルズが去ったあと、夜空に大輪の花火が打ち上がり「SWEET LOVE SHOWER 2014」はその幕を下ろした。
セットリスト
01. ガッツだぜ!!
02. SUN SUN SUN '95
03. 借金大王
04. ヒーロー
05. バンザイ〜好きでよかった〜
06. ええねん
<アンコール>
07. いい女