SWEET LOVE SHOWER 2013

2013.8.31 Sat - 9.1 Sun 会場 山中湖交流プラザきらら

LIVE REPORT

「SWEET LOVE SHOWER 2013」終幕!

0901_close.jpg
「SWEET LOVE SHOWER 2013」全日程が終了しました。今年は前夜祭含め48組のアーティストによる熱演がたくさんの名場面を彩りました。ご来場本当にありがとうございました。また来年お会いしましょう!
 
Photo by
上山 陽介/釘野 孝宏/古溪 一道/SUSIE/cherry chill will/渡邉 一生(50音順)

PAGE TOP

CLOSING DJ やついいちろう(エレキコミック)

0901_yatsui01.jpg
湖畔の夜空を彩る花火が盛大に打ち上がったあと、SPACE SHOWER TV STUDIOにてイベントを締めくくる正真正銘のラストアクト、やついいちろうのDJが始まった。スタートするなり、DJブース周辺のスペースから大きくはみ出すほどのオーディエンスが集まり、フェスの終わりを惜しむように音楽にあわせて踊り始める。
 
0901_yatsui02.jpg
やついは手始めに、今年出演するはずだったandymoriの「クラブナイト」をセレクトし、「遅くまでこんなに残ってくれてありがとうございます。山中湖の許すギリギリの時間までかけたいと思います!」と宣言。その後はサカナクション「セントレイ」、KANA-BOON「ないものねだり」、マキシマム ザ ホルモン「恋のメガラバ」など2日間の出演者たちのキラーチューンを連発する。さすがはフェスのオーディエンスのツボを心得ている彼だけに、踊り狂う人の輪とそのテンションはとどまるところを知らず大きくなり続ける。
 
後半にはB'z「ultra soul」、いきものがかり「じょいふる」といったJ-POPチューンもお見舞い。ラストはやついDJ恒例かつ国民的アゲアゲソングのtrf「survival dAnce 〜no no cry more〜」をスピンし、オーディエンスと来年の再会を熱く誓っていた。
 
0901_yatsui03.jpg

PAGE TOP

the HIATUS

0901thehiatus01.jpgサウンドチェックのためにステージに現れた細美武士(Vo, G)は「サウンドチェックの時間もったいねえから一緒に歌って?」とオーディエンスに呼びかけ、バンドは本番前から熱の入った演奏を繰り広げた。
 
真っ赤なライトで照らされたステージに改めて姿を見せたメンバーは、重厚なバンドサウンドで瞬時にフィールドをthe HIATUSの世界に染め上げる。細美の激情的なボーカルに急き立てられるように、オーディエンスは拳を掲げてジャンプを繰り返した。
 
MCで細美はマキシマム ザ ホルモンのアクト中、彼らに呼びかけられたことについて「すげーもらい事故起こしました」と笑う。続けてホルモンとは昔から切磋琢磨してきた間柄であること、ホルモンの最新作がオリコンランキングで1位を獲ったことに触れ「あいつらは金もねえ、コネもねえ、それだけでメシが食えるようなルックスがあるわけでもねえ。努力をかけて実力で勝ち取ったもんだったから、俺はほんとにうれしかったです」と語り、仲間の栄誉を讃えた。
 
0901thehiatus02.jpg
「革命の歌です」と告げて演奏されたのは最新作収録の「Horse Riding」。続く「Waiting For The Sun」で細美はステージを降り、より近い距離で観客の心を鼓舞した。彼が自分の中にたぎる思いを一気に言葉にしてオーディエンス1人ひとりへメッセージを届けたあとは、ライブもいよいよクライマックスへ。バンドは「紺碧の夜に」を情熱的にパフォーマンスして、フィナーレを華々しく飾った。
 
アンコールで細美はオーディエンスに向けて、フェス会場ではいつもより他人に優しくなったりゴミを拾ったりと、周囲へ気配りしているのではないかと質問する。続けて「明日からその自分でいてくれないですか。それだけで世の中はすげー変わると思うんだよ。今日はほんとに心の底から、ありがとうございました」と伝えた。そして近付く終幕へ名残惜しさをにじませながら、最後の最後に「Silver Birch」を贈り、肉声で「ありがとうございました!!」と叫んだ。終演後はステージの背後に花火が打ち上がり、「SWEET LOVE SHOWER 2013」最後のライブアクトは感動的な空気の中で大団円を迎えた。
 
0901thehiatus03.jpg

PAGE TOP

きゃりーぱみゅぱみゅ

0901_kyary01.jpg
Mt.FUJI STAGEのトリは、昨年に続き2年連続出場のきゃりーぱみゅぱみゅ。彼女は音頭調のイントロチューン「なんだこれくしょん」が流れる中、ステージに元気よく駆け込んできた。この日の衣装は頭にピンク色のリボン、白地をベースにしたワンピースというガーリーなスタイルだ。
 
セットリストは「インベーダーインベーダー」「にんじゃりばんばん」といった大人気のシングル曲と、「み」「きゃりーANAN」などみんなで盛り上がれるアルバム収録曲を織り交ぜた内容。MCでは、現在「スペシャエリア」に出演していること、この日フードブースにてオリジナルメニュー「きゃりーぱみゅぱみゅのマジカルパープルアイス✩」が販売されていることを告知し、「フェスは昼間に出させてもらうことが多くて、夜のステージって今日が初めてなんです! だからすごく楽しみにしてきました」とコメント。夜ならではのポップな照明も見どころだと説明した。
 
0901_kyary02.jpg
0901_kyary03.jpg
また、auのCMでおなじみの「のりことのりお」では、呪文のようなゆるい歌詞とのんびりした曲調をアゲアゲのフェスの場に持ち込む一幕も。きゃりーはこの曲を歌い終えると「さて皆さんドン引きしたかと思いますけれども」とサラッと言ってのけ、会場を笑わせる。その後はラストまで鉄板ソングを連発。「PONPONPON」「つけまつける」「ファッションモンスター」でオーディエンスを1人残らずロックして、今年海外を含め5本のフェスに出演したきゃりーの夏フェスは幕を閉じた。
 
0901_kyary04.jpg
セットリスト
01. なんだこれくしょん
02. インベーダーインベーダー
03. み
04. にんじゃりばんばん
05. きゃりーANAN
06. のりことのりお
07. PONPONPON
08. つけまつける
09. ファッションモンスター

PAGE TOP

coldrain

0901_coldrain01.jpg
「SWEET LOVE SHOWER 2013」FOREST STAGEのラストアクトを務めるのは、エモーショナルなサウンドで多くのキッズを魅了するcoldrain! SEが流れ始めるとオーディエンスがステージ前に押し寄せ、Masato(Vo)の登場とともにフィールドの熱狂は最初のピークに達する。
 
Masatoの「かかってこいや!」「飛びやがれ! ラブシャ!」という挑発を浴び、観客は激しく暴れ、空高く砂埃を巻き上げる。怒濤のように叩き付けられるラウドロックチューンに、地面は大きく揺れ、狂乱の空間が作り出される。そんなオーディエンスのエネルギーを5人は全力で受け止め、それをさらなる轟音に変えていった。
 
0901_coldrain02.jpg
序盤では圧巻のバンドサウンドと咆哮するようなボーカルを響かせた彼らだったが、4曲目の「The War Is On」でその流れを一変させる。Masatoは「日本でもっとも美しいフェスに出れて光栄です。この中にいる全員は、1つだけ目的を持ってここに来てます。全員音楽を感じに来てる。周りに敵はいないはずだ。最後まで助け合って、暴れあって帰ってください」と述べると、祈りを込めるように絶唱。サビでは観客と一緒に力強く歌声を響かせ、ステージとフィールドの壁をぶち壊した。
 
ライブのクライマックスに炸裂したのは、フロントの4人とファンによる壮観なヘッドバンギング対決が繰り広げられる「Die Tomorrow」、そしてPAテント周りに巨大なサークルを生み出した「The Revelation」の2曲。coldrainはフィールドに熱狂の渦を作り出し、壮絶な爪痕を残してFOREST STAGEをあとにした。
 
0901_coldrain03.jpg
セットリスト
01. To Be Alive
02. No Escape
03. Six Feet Under
04. The War Is On
05. Die Tomorrow
06. The Revelation

PAGE TOP