back number
サウンドチェック後、「よろしくねー!」と観客にフレンドリーに挨拶し、初の「SWEET LOVE SHOWER」の舞台に臨んだback number。ステージに登場した清水依与吏(Vo, G)は「雨吹っ飛ばそうか。いくぞー!」と叫び、青臭くエモーショナルな「青い春」で観客の体と心を温めていく。2曲目の「MOTTO」でロックモードにシフトした彼らは、骨太なサウンドで激しい一面をあらわにする。栗原寿(Dr)の刻むタイトなリズムを支えに、清水と小島和也(B, Cho)は奔放に動き回り、オーディエンスを視覚的にも惹き付けていった。
最初のMCで清水は「ちょっと......『SWEET LOVE SHOWER』強めかもしれない。ちょっと弱めで......」と雨に濡れた観客を気遣う場面も。清水がユーモアを交えたトークでオーディエンスを和ませたあと、バンドはハートウォーミングなラブソング「繋いだ手から」でフィールドを包み込む。その後は、一転して聴く者のヒリヒリとした感情を呼び起こすシリアスな「bird's sorrow」、ダンサブルな四つ打ちサウンドにコミカルな歌詞が乗る「高嶺の花子さん」などさまざまなタイプの曲を連続投下。楽曲ごとに異なる物語を紡ぎ出すback numberの音世界に、オーディエンスは酔いしれた。
ラストを飾ったのは彼らの真骨頂とも言える"未練ソング"「スーパースターになったら」。骨太なサウンドと、男のリアルな心情を歌ったナンバーが、雨の止んだ湖畔に爽快に響きわたった。
セットリスト
01. 青い春
02. MOTTO
03. 003
04. 繋いだ手から
05. bird's sorrow
06. 高嶺の花子さん
07. スーパースターになったら