ゲスの極み乙女。
雲が切れ青空が見えてきた頃、超満員のMt.FUJI STAGEに現れたのは今回が「SWEET LOVE SHOWER」2度目の登場となるゲスの極み乙女。だ。彼らは挨拶代わりに「パラレルスペック」を放ち、すし詰め状態のフィールドを一斉に沸かす。続く「餅ガール」ではバンドのテクニカルなプレイを見せつけ、観客の盛り上がりを序盤から最高潮へと導いた。
休日課長(B)が扇動するコールアンドレスポンスから「ドレスを脱げ」へと突入すると、オーディエンスの興奮はさらに増していく。ちゃんMARI(Key)によるシリアスなピアノフレーズで始まる「ホワイトワルツ」では、休日課長とほな・いこか(Dr)がボトムをガッチリと固め、川谷絵音(Vo, G)のセンチメンタルな歌声をどこまでも響き渡らせた。
中盤のMCではちゃんMARIが「山中コポゥ!」と会場にちなんだ"コポゥ!"を披露。フィールドがほっこりとしたムードに包まれたところで、川谷は「今年全部で7個のフェスに出てるんだけど、全部俺らの前で晴れてる。俺らが終わると大雨が降ったりするから......まあ俺らは帰るからいいけど」と観客を笑わせる。続けて「来年は一番遅い時間にLAKE STAGEで待ってます。よろしくお願いします」と最大のステージでトリを務めることを宣言し、バンドは8月6日にリリースされた両A面シングルより「猟奇的なキスを私にして」「アソビ」をアグレッシブにプレイ。ラストに「キラーボール」が届けられると、フィールド全体がダンスフロアと化し、大盛り上がりのうちに彼らのステージは終了した。
セットリスト
01. パラレルスペック
02. 餅ガール
03. ドレスを脱げ
04. ホワイトワルツ
05. 猟奇的なキスを私にして
06. アソビ
07. キラーボール