Caravan
自然の中でのパフォーマンスがこの上なく似合うCaravanは、お昼すぎのMt.FUJI STAGEに登場。彼がサウンドチェックのためにNatsuki Kurai(Harp)、伊賀航(B)、椎野恭一(Dr)とともにセッションを始めると、たちまちリラックスしたムードが漂う。
その後、SEもなく再びステージ袖から現れた彼は、笑顔を浮かべガッツポーズでファンに挨拶。心地良いフレーズをアコースティックギターで爪弾き、バンドメンバーとアイコンタクトを取りながら穏やかな空間を作り出した。そして「雨雲も来てるみたいですが、みんなで吹き飛ばしましょう」と呼びかけると「Free byrd」をプレイ。伸びやかな歌声で、オーディエンスの気持ちを解きほぐしていく。
「Think」を歌い終えたところで、雨がポツポツと降り始める。するとCaravanは「なんだよ降ってきちゃったじゃんかー。俺、雨男として忌み嫌われてて(笑)。でも俺が終わったら晴れると思うからさ。恵みの雨だと思って楽しんで」と穏やかに語り、湖畔の空気と解け合うミディアムナンバー「humming bird」や「You make me free」を体を揺らしながら奏でた。
「俺、すげえこの場所が好きなんですね。標高1000mの高さにあるってのも面白くて。この高さって、赤ちゃんがお母さんのお腹にいるときと同じ環境らしくて、無条件にリラックスしてしまう標高なんですよね」と豆知識を披露しつつ、1曲1曲を丁寧に歌い上げたCaravan。フィールドから自然にハンドクラップが起きた「Trippin Life」を経て、35分の音楽の旅へと誘うステージを締めくくったのは「Soul Music」だ。彼は「いい風吹いてきた。さあ、ビールでも飲みますかね、山下達郎さん聴きながら(笑)。しかし、あっという間だったなあ」と、このあとにパフォーマンスを行う大先輩への期待を膨らませつつ、滋味のある歌声でフィールドを包み込んだ。


セットリスト
01. Free byrd
02. Think
03. humming bird
04. You make me free
05. Trippin Life
06. Soul Music
01. Free byrd
02. Think
03. humming bird
04. You make me free
05. Trippin Life
06. Soul Music