SWEET LOVE SHOWER 2012

2012.9.1 Sat - 2 Sun 会場 山中湖交流プラザきらら

LIVE REPORT

indigo la End

FOREST STAGE初日の1番手はindigo la End。今年5月に行われた「スペースシャワー列伝 ~第八十九巻 むだいの宴~」に出演し大きな話題を集めた3人が、この日のステージでも迫力満点のパフォーマンスで観客を魅了した。
 
1曲目は9月5日にリリースを控えた新作ミニアルバム「渚にて」から、「レナは朝を奪ったみたいだ」。複雑な変拍子の展開と川谷絵音(Vo, G)の個性的な声質で、早くもオーディエンスの心を惹きつける。そして「スペースシャワーTVで一番流れた曲をやります」という川谷の挨拶に続き「緑の少女」へ。今年4月にスペシャでヘビーローテーションされた、切なく美しいナンバーをゆったりと響かせた。
 
「今日リストバンドもらったんですけど、間違えて右手に着けちゃったんでギターが弾きづらくて(笑)」という川谷のMCに、オーディエンスからは笑いが起こる。雰囲気が和んだところで、「渚にて」のリード曲「渚にて幻」が演奏される。美しいメロディをなぞる川谷のメロウな歌声、長田カーティス(G)とオオタユウスケ(Dr)の作り上げる幻想的なサウンドに、観客はじっくり聴き入っている。曲は後半に進むにつれ熱量を増し、圧巻のバンドアンサンブルで壮大な光景を展開した。
 
最後に披露されたのは「抱きしめて」。力強いサウンドに乗せて川谷は柔らかなメロディラインを時に強く、時に優しく歌い上げ、彼らならではの世界をオーディエンスに存分にアピールしていた。
 
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セットリスト
01. レナは朝を奪ったみたいだ
02. 緑の少女
03. 秘密の金魚
04. 渚にて幻
05. 抱きしめて

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[Champagne]

「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER」2年連続出演となる[Champagne]がLAKESIDE STAGEに登場。最大のキャパシティを誇る同ステージの先陣を切った。
 
サウンドチェックのためにメンバーが姿を現すと、観客の視線は一斉にステージに注がれ湖畔もじわじわと熱を帯びていく。4人は早々に集まったファンのためにOASIS「Don't Look Back in Anger」のワンフレーズを届けた。その後、大音量の「Burger Queen」に乗って4人が再びステージに集まると大歓声が起き、川上洋平(Vo, G)は「Good morning! 『SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012』山中湖へようこそ! 世界のどこよりも最高の1日にしようぜ!」と高らかに宣言した。
 
オープニングナンバーとして鳴らされたのは、ラテン調のフレーズとジャジーな間奏が魅力の「Waitress, Waitress!」。さらに息つく間もなく、ダンサブルな「Rocknrolla!」と、ドライブ感たっぷりの「言え」が豪胆なアンサンブルで奏でられた。メンバーも開放的な空間でプレイできる楽しさを噛み締めているようで、ビジョンにはときおりうれしそうな表情が映し出される。
 
「トップバッターめっちゃ気持ちいいです! 雨大丈夫? ウチらのステージで全員乾かしてやるわ」と川上が言い放ち、続けて歌い出したのは「For Freedom」だ。白井眞輝(G)の奏でるエッジの効いたギターがフィールドを刺激し、場内の熱狂に拍車をかけていく。
 
磯部寛之(B)と庄村聡泰(Dr)の息の合ったリズムが川上の伸びやかなボーカルを後押しする「city」を経て、最後のMCで川上は「去年は一番小さいステージのトリでした。そのとき、次はデカイところでやると言いましたが、実現できました。今日、新たな宣言をします。次やるときは夜だよ!」と誓ってみせた。そして雨脚が強くなる中、ラストナンバーとしてオーディエンスに「Kids」をプレゼント。4人は終始堂々としたパフォーマンスで、LAKESIDE STAGEデビューを成功へと導いた。
 

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セットリスト
01. Waitress, Waitress!
02. Rocknrolla!
03. 言え
04. For Freedom
05. city
06. Kids

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Hemenway

初日Mt.FUJI STAGEのオープニングアクトとして登場したのは、今回が「SWEET LOVE SHOWER」初出演となる4人組バンドHemenway。このステージのオープニングを飾るにふさわしい、パワフルなステージを展開した。
 
4 人のサウンドセンスをアピールするかのようなセッションに続いて始まった「Listen」から、Ogaching(B)とToshi(Dr)が鳴らす力強 いリズムが湖畔に響き渡る。「おはようございます! 山中湖の皆さん、起きてますか?(笑)今日は僕たちすごい気合入ってるんで、最後まで楽しんでいきたいと思います」というIsaac(Vo, G)の挨拶に続いては、2曲目「フューチャー考察」へ。軽やかなリズムとキャッチーなメロディに乗せて、オーディエンスは気持ちよさそうに身体を揺らして いた。曲終わりにはCharm(G)がエモーショナルなギターソロを披露し、会場を大いに沸かせた。
 
疾走感たっぷりのサウンドを聴かせた 「Escape」では、「輝く空へ両手を伸ばして」という歌詞に合わせてオーディエンスが一斉に腕を上げる。続く「あのさ」では畳み掛けるようなリズムと Charmのギターフレーズ、不穏さを漂わせるメロディラインが絡み合い、スリリングな空気を作り上げる。ラストを飾ったナンバーは「バイマイサイド」。 朝の湖畔にぴったりの爽やかでキラキラとしたサウンドで、オープニングアクトのステージを締めくくった。Isaacは「今日は本当にありがとうございま す!」と何度も繰り返し、充実した表情でステージを去って行った。
 

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セットリスト
01. Listen
02. フューチャー考察
03. Escape
04. あのさ
05. バイマイサイド

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石崎ひゅーい

いよいよスタートした「SWEET LOVE SHOWER 2012」。2日間にわたるフェスのオープニングを飾るのは、湖畔のWATERFRONT STAGEで「MORNING ACOUSTIC」枠として登場する新人シンガーソングライター・石崎ひゅーい。
 
ステージに登場した彼は、小さく「こんにちは。石崎ひゅーいと申します。よろしくお願いします」と挨拶。朝イチで入場したオーディエンスは、温かい拍手でトップバッターを迎える。そしてサポートのキーボーディスト、ギタリストの演奏を従えながら、ライブパフォーマンスをスタートさせた。
 
朝9時30分の湖畔に力強く響き渡る、ハーモニカの音色やエモーショナルな歌声。その音に自然と誘われるように、WATERFRONT STAGEには徐々に観客が増えていく。
 
石崎は「ここの名前、山中湖交流プラザきららって言うじゃないですか。僕のお姉ちゃんの名前、きららって言うんです。だからなんだっていう感じですが(笑)」と場の空気をなごませ、「僕に変な名前を付けた人が、4年くらい前にいなくなってしまって。その人のために作った曲をやります。『第三惑星交響曲』と言います」と穏やかなトーンで楽曲を紹介した。
 
最後の曲を歌う前、ポツポツと雨が降り始める。石崎は「僕、雨男なんで、僕が終わったらすぐ晴れると思います(笑)。ありがとうございました」と語りかけ、キーボードの伴奏に乗せバラードナンバー「ひまわり畑の夜」を熱唱。フレッシュなステージで、今年の「SWEET LOVE SHOWER」は幕を開けた。
 

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SWEET LOVE SHOWER 2012 いよいよスタート

「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2012」が8:00に開場しました。早朝にもかかわらず、天候はすでに陽射しがじりじりと照りつけるほどの快晴です。今年も熱いステージを思いっきり楽しみましょう!

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