EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX

EGO-WRAPPIN' 、鮮やかな色彩のブルースを暗闇に放つ

EGO-WRAPPIN'は先日リリースしたばかりの「love scene」からこの日のライブをスタートさせた。真っ赤なキャップをかぶった中納良恵(Vo)が「Hey, Everybody!始まるでー」と叫び、真夏の夜によく似合う、ゴキゲンなミディアムナンバーを歌い上げる。

間髪入れずに激しいビートが鳴り響き、2曲目はアップテンポの「Mother Ship」。森雅樹(G)とTHE GOSSIP OF JAXXのスリリングな演奏で一気にヒートアップした観客は、続く「くちばしにチェリー」で早くもノックアウト。前のめりなセットリストがフィールドに高揚感を染み渡らせる。

3曲を歌い終えた中納良恵は「今日はこんな絶景ビューポイントでライブがやれるとは! 2年ぶりに呼んでいただいてありがとうございます」とまず挨拶し、「秋の始まり。心に染みるこのブルースを」と次の曲を紹介する。その言葉に導かれるように「色彩のブルース」のイントロが始まり、フィールドはため息にも似た感嘆の声に包まれた。

しっとりとした空気は「BRAND NEW DAY」の分厚い音で破られ、ライブはクライマックスを迎える。全身でリズムを浴びた観客が激しく踊り倒す中、用意されたラストチューンは「GO ACTION」。バンドが繰り出す鮮やかなグルーヴに誰もが否応なく巻き込まれ、熱いステージは駆け抜けるように終了。ステージ前はアンコールを求める拍手が鳴り止まず、その熱気がライブの興奮を物語っていた。


セットリスト
M-1. love scene
M-2. Mother Ship
M-3. くちばしにチェリー
M-4. 色彩のブルース
M-5. BRAND NEW DAY
M-6. GO ACTION

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