アルカラ

ロック界の奇行師、アルカラが朝イチの山中湖に登場

2日目の朝にプレオープニングアクトとしてFOREST STAGEに登場したのはアルカラ。9時35分という早い時間帯にもかかわらず、彼らのステージを目撃しようと多数のオーディエンスが集まった。

登場するや否や稲村太佑(Vo,G)は「Ladies and gentlemen! 今日は『SWEET LOVE SHOWER』にお越しいただきましてまことにありがとうございます! SLSなう! 今からロック界の奇行師、アルカラのライブが始まりますよ!」と叫んで観客を笑わせる。「Aカップ巨乳」のインスト演奏で勢いをつけ、そのまま「マゾスティック檸檬爆弾」へ。田原和憲(G)の攻撃的なギターフレーズ、下上貴弘(B)と疋田武史(Dr)が鳴らす複雑なビートは会場中に響き渡り、その音に引っ張られるように続々とオーディエンスが集まってきた。

続く新曲「キャッチーを科学する」では、稲村のたたみかけるようなボーカルがスリリングな雰囲気を作り上げる。「2011年にはプレオープニングアクトじゃなくてメインアクトとして山中湖に帰ってくるから! でも来年『SWEET LOVE SHOWER』のラインナップにアルカラの名前がなかったらこう叫ぶんだ、チクショーチクショー!」と稲村が叫び「チクショー」へ突入。狂気的なスピード感に満ちたナンバーに、オーディエンスは腕を上げてノリまくる。最後の曲は疾走感いっぱいの「ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト」。複雑なメロディラインを力強く歌いあげる稲村の声に、メンバーそれぞれの音色がしっかりと絡みつく。初めて彼らのライブを観た人たちにも強い印象を刻みつける、まさに「ロック界の奇行師」の名にふさわしいステージとなった。

セットリスト
M-1. Aカップ巨乳
M-2. マゾスティック檸檬爆弾
M-3. キャッチーを科学する
M-4. チクショー
M-5. ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト

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