小林太郎、轟音ハードロックでオーディエンスを叩き起こす
2日目、Mt.FUJI STAGEのオープニングアクトは小林太郎。「ボレロ」に乗って登場した小林は「おはようございまーす」とのんびりした口調で挨拶するものの、直後に轟音のギターを響かせ「小林太郎って言うんですけども、朝っぱらから飛ばしますよー!」と絶叫。1曲目はさわやかな高原の朝とは対照的なヘヴィロックチューン「ドラグスタ」。迫力ある大音量のギターフレーズで、集まったオーディエンスの度肝を抜いた。
続いて高速のビートに小林のしゃがれたシャウトが映える「リバース」。彼の煽りに応えて、フィールドに集まったオーディエンスも全力で手拍子を送る。MCでは昨晩の冷え込みを振り返り「昨日の夜に山中湖に来まして『寒っ!富士山寒っ!』て思ったんですけど、みなさんのおかげで今は暑いです!(笑)暑いので新曲やっちゃいます!」と宣言した。新曲は情熱的なバラード「サナギ」。圧巻のハードロックとはまた違った彼の魅力を存分にアピールした。
そしてライブは再びヒートアップし「まだまだ行けますか!」という言葉とともに「安田さん」へ。タイトルとは裏腹な、ド派手なハードロックナンバーが観客たちの身も心も存分に踊らせる。「これからもよろしくお願いします! 年末にワンマンやります! 10月20日にアルバム出します!」と挨拶した小林のラストナンバーは「美紗子ちゃん」。どっしりとしたベースとドラムに、張りのあるボーカルが重なる。破格の才能を感じさせる全5曲のステージで、Mt.FUJI STAGEの幕開けを堂々と飾った。
セットリスト
M-1. ドラグスタ
M-2. リバース
M-3. サナギ
M-4. 安田さん
M-5. 美紗子ちゃん