サンボマスター、オーディエンス歓喜の鉄板セットリスト
もっとも暑い時間帯のFOREST STAGEにはサンボマスターが登場！ 彼らのパフォーマンスを体感しようと、早くからステージにはファンが集結し、後方まで人でびっしり埋め尽くされる事態となった。
出囃子のゴダイゴ「MONKEY MAGIC」にあわせてメンバーがステージに現れると、雄叫びにも似た歓声が。山口隆（Vo,G）は「むちゃくちゃやっていいですか？」と絶叫し、オーディエンスのボルテージが最高潮に達する。そして「世界をかえさせておくれよ」がスタートすると、前のめりな熱演にあわせて地面が揺れ、同時に砂埃がスモークのように舞い始めた。
すざまじい盛り上がりを見せるオーディエンスの反応にメンバー3人もゴキゲンな表情。山口は「こんな1万人に満たないステージで世界が変えられると思ってないんだろう？ でもやらなくちゃいけないんだ！」と「できっこないをやらなくちゃ」につなげる。盛大なOiコールとともに空を指差しジャンプする観客たち。それを笑顔で見守るサンボマスター。アーティストとファンが一緒に作る、幸福なライブが繰り広げられていく。
「あんたがサンボマスターのファンだろうと、奥田民生のファンだろうと関係ないんですよ。音楽を好きでいてくれてありがとう……」という心に染みるMCに続いては「ラブソング」。先ほどの狂乱ぶりはどこへやら。オーディエンス全員が真剣な表情で、3人の奏でる愛のメッセージを受け止めた。
ライブのクライマックスを飾る2曲は、山口の「『SWEET LOVE SHOWER』もっともっと盛り上げたいんです！」という呼びかけからの「そのぬくもりに用がある」と、「愛と平和」のコールが青空に響きわたった「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」。あっという間のステージだったが、サンボマスターのエネルギーと愛されぶりを感じさせるような、幸福な時間だった。
セットリスト
M-1. 世界をかえさせておくれよ
M-2. できっこないをやらなくちゃ
M-3. ラブソング
M-4. そのぬくもりに用がある
M-5. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
