「エレキングダム」スポーツドラムは爆笑と衝撃記録の連続に
15時少し前からFOREST STAGEで始まったのは「爆裂★エレキングダム!! IN SLS2010」。エレキコミックが司会を務めるスペシャのレギュラー番組「爆裂★エレキングダム!!」がスタジオを飛び出し、ここ山中湖に登場だ。ステージでは、ドラムをぴったり20秒間目指して叩くという番組の人気コーナー「スポーツドラム」に番組レギュラー陣が挑戦。この日は「国王杯」と題し、ぴったり20秒叩いた選手に賞金20万円が贈られるルールで行われた。
さっそく競技が始まり、まずはエレキングダム国王子・やついいちろうが挑戦するが「絶対早えよ!」と全員から突っ込まれるタイミングでストップし、タイムはなんと11秒55。そして岡本啓佑(黒猫チェルシー)が華麗なドラミングを披露し、こちらは22秒38という惜しい記録に終わった。
続いては増子直純(怒髪天)が挑戦。「15日に家賃の更新だから20万円絶対欲しい(笑)」と話して叩き始めるものの、ドラムではなくスティックで観客を煽り始める。しかし記録は19秒57というニアピン賞! 「プロデューサーがかなりヤバい顔してましたよ!(笑)」とやついも驚く結果となった。スネアの連打からスタートした4番手対馬祥太郎(NICO Touches the Walls)は26秒68。「いつもついつい乗っちゃうんだよなあ」と苦笑していた。次の出番はワタルS(SISTER JET)だが「チーム戦で20万円を目指します」と話し、SISTER JETのドラマー・ケンスケを呼び込む。ベースのショウも応援に加わってスタートするが、23秒32に終わった。
ここでオーディエンスから飛び入りの一般参加選手を募集。ステージに上げられた女性客は緊張のせいか、13秒43という記録に。そしてこのコーナーに初挑戦となるかみじょうちひろ(9mm Parabellum Bullet)は、ライブと同じクールな表情でプレイ。21秒11のタイムに若干悔しそうな表情を見せた。さらに新たな飛び入り選手として登場は9mm Parabellum Bulletから滝善充。見事なドラミングでオーディエンスを驚かせるが、こちらも19秒7というあと一息のタイムとなった。
ラストを飾ったのは「『SWEET LOVE SHOWER』に出ないのにこのために山中湖までドラムセットを持ってきた(笑)」と紹介されたピエール中野(凛として時雨)。「テンポ120で10小節叩けばぴったりです」と理論を述べて挑戦するが、スティック回しまで取り入れた本格的かつ長すぎるドラムソロに。どこかで聴いたことのあるフレーズも混ぜつつ1分33秒86にわたる“ピエール中野ショー”を見せつけ、充実した表情で観客を見渡した。
結局この日は20秒ぴったりの記録は誕生せず、賞金20万円は次回の国王杯に持ちこされることに。果たして大記録が誕生するのか、次回開催を楽しみにしておこう。