PONTIACS

早くも伝説化!? 噂の新バンドPONTIACSが魅せた圧巻ロックショー

浅井健一(Vo,G)、照井利幸(B)、有松益男(Dr)という豪華メンバーが結成した新バンド・PONTIACSがFOREST STAGEに登場。まだライブの回数も少なく、現時点での音源リリースはライブ会場のみという状況だけに、その正体を確かめようと多くの観客がステージ前に集まった。

1曲目は不穏な雰囲気を漂わせる「アメリカ」。そして「Hello, We are PONTIACS」という浅井の短い挨拶に続き「GALAXY HEAD MEETING」が始まる。有松のどっしりとしたドラムと照井の鳴らすベースライン、浅井のダークなギターリフが鉄壁のグルーヴを作り上げ、集まったオーディエンスの心をぐんぐん惹きつけていく。

ここで浅井が「ベース、照ちゃん」と照井を紹介すると、それだけで大きな歓声が起こる。さらに照井が「ドラム益男、ギターボーカル、ベンジー!」と紹介し、3人はそれぞれに軽い笑顔を浮かべた。そして続くナンバーは「GALAXY HEAD MEETING」同様、ライブ会場限定CDに収録された「SHINJUKU」。浅井は無表情のままセクシーなギターソロを聴かせ、オーディエンスもそれに応えて両手を挙げる。さらに浅井のささやくようなボーカルと有松のヘヴィなタムプレイから始まる「内気なフランケンシュタイン」、3拍子を基調に複雑なリズムを刻む「BPR」と、続々と新曲を披露。このメンバーならではの色と、このメンバーからは想像もつかない色。その両方を見事に取り入れた楽曲の数々で、集まった観客を熱狂の渦に落とし入れた。

ラストナンバー「STOOGES」では浅井が高音のシャウトとギターソロでオーディエンスを魅了。曲を終えると「ありがとう、富士山ベイビーズ。またどっかで会おうぜ」とクールに挨拶し、ステージを去って行った。彼らが生み出した新たな世界が、今後も多くのロックファンを惹きつけていくことを確信させるひとときだった。


セットリスト
M-1. アメリカ
M-2. GALAXY HEAD MEETING
M-3. Mr.FAT
M-4. SHINJUKU
M-5. 内気なフランケンシュタイン
M-6. BPR
M-7. STOOGES

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