Caravan

音楽の旅人Caravanが生み出すリラックス空間

傾きかけた太陽が湖畔に反射し、自然光がステージを彩る中、WATERFRONT STAGEでパフォーマンスを行ったCaravan。散歩の途中にふらり、といった感じで姿を見せた彼は、アコースティックギターを爪弾きライブの“場”を作り出した。

その音に導かれるように集まってくるカヌーに乗った観客に視線を向け、「いい感じです。じゃあ始めましょう」とにっこり。自身のライフスタイルを表現した「TRIPPIN' LIFE」を、滋味のある声で歌い上げた。2曲目は遊び心あるアレンジを随所に盛り込んだ「Think」。弾き語りというスタイルだからこそできるフレキシブルなパフォーマンスに、楽しそうな表情を浮かべるオーディエンスたち。その鮮やかな反応にCaravanも「楽しくなってきたぞ」とうれしそうな表情を見せる。さらに「ここって標高1000mで、気圧がお母さんのお腹の中にいるのと同じなんだって。だから無条件でリラックスしちゃうんだよね」と語ると、聴き手をさらにリラックスさせるような「ハミングバード」を披露した。

本当は次で最後の曲となるはずだったが、「隣のステージが始まるまではいいって言われたから」とニヤリ。予定にはなかった「FREE BYRD」で、観客の心をわしづかみにし、そのまま「もう1曲いっちゃおうか?」とラストナンバーへ。美しい夕暮れと絶妙にマッチしたミディアムチューン「ほんの少しだけ」を歌詞を噛みしめるように歌い上げ、ハートフルなパフォーマンスを締めくくった。


セットリスト
M-1. TRIPPIN' LIFE
M-2. Think
M-3. ハミングバード
M-4. FREE BYRD
M-5. ほんの少しだけ

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